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 従来型の博物館は、建物の中に特別な収集品を保存し、展示することで狭い範囲の文化を継承し、伝承しています。
 「エコミュージアム」は、その地域の生活そのものを保存し展示していくことで、自分たち住人自身が、地域を知る。自分たちの生活を知り、興味をもつことによって、地域の活性化を図り、地場産業の発展をめざすことが目的になっています。
 また、従来の博物館は、展示・保存の主体がモノであることに対し、エコミュージアムでは人間が主体です。つまり、形あるモノだけでなくひとの記憶や伝承なども展示保存します。
 さらに、「テリトリー(対象となる地域全体)」、「コア(地域全体の歴史や文化遺産の情報展示機能と研究・学習機能を有する中核施設)」、「サテライト(その地域の歴史的遺産や文化、産業、自然の現地体験場)」、「発見の小道(サテライト内に点在する歴史・文化・自然の探索路)」を基本要素として構成されて、来訪者が地域社会をより積極的に理解するシステムとなっています。

「エコミュージアムの基本構造」
出典:地域の魅力づくりの戦略を求めて-エコミュージアムによる展開-(北海道)

参考資料:エコミュージアム 暮らしと食 - 環境用語集 〜環境について調べる〜 - 環境goo 
参考資料:エコミュージアムの紹介 

 エコミュージアムには、以下の8つの特徴(基本的な考え方)があるといわれています。
(1)「住民と行政のパートナーシップ」
行政と住民が一緒に構想し、運営していくものであり、行政は専門家と施設や資金を、住民は知識と能力を提供しあって作り上げていくもの
(2)「自らを映し出す鏡」
居住する地域の歴史・文化・生活などを理解して住民が自らを認識する場であるとともに、来訪者に自らが生活する地域を理解してもらい共感を与えるもの。
(3)「人間と自然の表現」
人間は伝統的社会・産業社会の中でも自然と関わって生活してきており、それを理解する場所。
(4)「時間の表現」
先史時代から現在に至るまでの時間の流れの中で、地域で培われてきた人々の体験と遺されてきた記憶を、世代を超えて共有し未来を展望していくもの。
(5)「空間の解釈」
行政区などの境界とは関係なく、一定の文化圏を領域とする空間を有機的につなげ、歩いたり、見学することができる恵まれた空間。
(6)「地域発展のための研究所」
外部研究機関と協力しながら地域研究に貢献し、研究成果が地域の振興・発展に役立つ研究所。
(7)「地域を知り、担い手を育む学校」
地域研究や遺産の保護活動に住民の参加を促し、自分たちの生活や環境を豊かにするために学び、人材を育て、地域に根差した生産成果を上げるための学校。
(8)「地域の文化遺産や自然資産などの保存機関」
ものだけでなく生活や文化、記憶など地域の魅力をあるがままに保存し、活用を支援する保存機関。

参考資料:「これからの博物館の在り方に関する検討協力者会議」(第5回)配付資料 [参考資料]-文部科学省 


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