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 例えば、地球の直径(約12,756.3km)=1メートルとして換算すると、1ナノメートルはほぼ1円硬貨の直径に相当します。
 このように、肉眼では見ることのできない超微細なサイズにおける加工技術や物質を、製品に新しい機能や性質を与える有益な新技術として役立てようとしているのがナノテクノロジーです。
 1980年代に走査型トンネル顕微鏡という、原子や分子を一個づつ直接見ることができる顕微鏡が開発されて以来、急速にナノテクノロジーは開発が進んだそうです。
 ナノテクノロジーの進歩により、従来の技術では実現が困難とされた「装置の小型化・省電力化」や「希望する物質を分子レベルで設計」などが可能になり、その画期的な技術は環境分野においても積極的に利用する研究が進められいるそうです。
 環境省では平成15年度から環境ナノテクノロジープロジェクトをスタートさせており、「環境の認識:環境汚染などの状況を把握できる新たなシステムや機器の開発」「環境の管理:人工的につくられた物質などの有害性を把握・評価する技術の開発」「環境の改善:汚染された環境の速やかな回復のための技術の開発」「環境・エネルギー問題への対応:化石燃料に頼らないエネルギーの利用を可能にする技術の開発」という4つの課題で、具体的なテーマを取り上げて研究を進められています。

【環境の側面からのナノテクノロジーへのアプローチ】
出典:「環境ナノテクノロジー」環境省・(独)国立環境研究所

 ナノテクノロジーの進歩により、ナノレベルでのいろいろな現象がわかるようになり、さらには分子や原子を見るだけでなく、それを操作する技術も発展してきました。その応用分野はITだけでなく、医療・バイオ、環境・エネルギー、新材料・素材と幅広い分野に広がっています。
 日本では特に、「環境・エネルギー(燃料電池、太陽電池、水素貯蔵等)」「材料・素材(高強度鋼、機能性ガラス、機能性高分子等)」「バイオ・医療(バイオチップ、医療センサ、ドラッグデリバリー等)」「IT(超高速コンピュータ、大容量記憶装置、ディスプレイ、高速通信等)」の4分野に力をいれて技術開発に取り組んでいます。
 この他にも、ナノテクノロジーの利用した衣料品や家電製品、日用品など身近な製品も数多く開発されており、今後の発展が期待されています。

出典:(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構HP「よくわかる!技術解説」ナノテクノロジー概説

参考資料:ナノテクノロジーについて - 文部科学省 ナノテクノロジーネットワークセンター 


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