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 水力発電とは水の高さや流れによる位置エネルギーを利用して、水車を回すことで電気を作る発電方式です。一般的な方式としては山奥の川に大きなダムを造って水を貯めてその水を利用して発電する調整池式・貯水池式がよく知られています。これ以外にも揚水発電も水力発電に含まれています。
 揚水発電は水の力を利用して水車を回して発電するという基本原理は一般的な水力発電と同じですが、発電のために利用する水を汲み上げる(揚水する)ことで水のエネルギーを再利用できるところに大きな違いがあります。
 一般的な水力発電が雨量不足などでダムの水量が少ない時に発電量が低下するのに対して、揚水発電では常に一定の発電量を確保できる特徴があります。
 この揚水発電の形式は河川の自然流量(自流)の有無によって純揚水式と混合揚水式に分けられます。また、貯水池容量の大小によって日間調整式、週間調整式、年間調整式に分けられ、さらに水車、ポンプおよび発電機、電動機の結合方式によって、別置式、タンデム式およびポンプ水車式に分類できます。

出典:揚水発電 - Yahoo!百科事典

参考資料:九州電力 揚水発電の仕組み 
参考資料:揚水式発電 -水力発電 | 電気事業連合会【でんきの情報広場】 

 日本では特に夏の昼間にはエアコン、屋内照明などに最も多くの電力が必要とされます。2011年3月に発生した東日本大震災による福島第一原発の事故と、それに伴う全国の原子力発電所の雲梯停止によってこのピーク時の供給電力不足が大きな問題となっています。この問題の有効な解決策の一つとして、揚水発電に注目が集まっています。
揚水発電は、現在主力となっている火力発電に比べて発電開始や最大出力の運転までの時間が短く、出力調整が容易という特徴があります。昼間の電力消費量ピーク時に併せて停止状態から僅か数分で 最大出力運転に対応できます。
 さらに、電力消費量が低下する夜間には、出力調整が難しい火力発電等の余剰電力を利用して水を汲み上げることにより、低負荷時に電力系統を安定させるための負荷としての役割も担っています。
 電力を水の位置エネルギーに置き換えて貯蔵することが出来るため、揚水発電は蓄電池の役割も果たせます。現在の技術では、効率、電力量、設備寿命の点で揚水発電以外に大規模な電力貯蔵の方法は無いため、電力の安定供給には不可欠な設備とされています。
ピーク時の電力安定供給と余剰電力蓄電の両面から、今後さらに揚水発電の活躍が気体去れています。

長谷ダムと関西電力PR館水力発電所(揚水発電所) 長谷ダムとダム湖

参考資料:揚水式水力発電の方式 - 水力ドットコム 


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