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 コージェネレーションは、ガスエンジン、ガスタービン、ディーゼルエンジン、燃料電池等の発電装置を使って、発生する電気と熱を有効利用するシステムです。
 1種類の一次エネルギー(都市ガス、LPGガス、石油、灯油、重油等)から、「電気」「熱」「蒸気」「温水」など2種類以上の利用可能なエネルギーを取出すため、 「Co(共同) Generation(発生)」すなわちコージェネレーションと呼ばれています。
 火力発電など通常の発電方式では、発電時に発生する熱を廃棄しているため、エネルギー利用効率は40%程度です。
 コージェネレーションはこの排熱もエネルギーとして有効活用できるため、70%〜80%の高いエネルギー利用効率を実現しています。さらに、電気代や給湯・冷暖房費・燃料代等のエネルギーコスト削減にもつながります。
 コージェネレーションの主なメリットとしては以下の項目が挙げられます。

1.省エネルギー
必要とするその場所で製造するため送電ロスがなく、また通常の発電所では廃棄している排熱を利用するため、エネルギーの有効利用が図れます。
2.省コスト
一次エネルギーを発電以外にも有効利用するので、エネルギー使用料が低減されてエネルギーコストを引き下げることができます。
3.環境負荷の低減
従来の発電方式に比べて燃料使用量が少なくてすむので、CO2やNOx、SOx等の排出を抑えることができます。
4.エネルギーの安定供給
商用電力とコージェネレーションの二重化により安定電源が確保できます。
5.防災用として使用可能
通常の電源として利用しながら、災害時や停電時には防災用として使用できます。

参考資料:特許流通支援チャート「コージェネレーションシステム」(PDF) 

 日本は京都議定書で2008〜2012年の第一約束期間に、温室効果ガスを1990年比で6%削減という目標が義務付けられています。この目標を達成ために、さらなる省エネルギー実現と温室効果ガス排出削減に役立つ技術として、コージェネレーションが注目され産業用、民生用として数多くの導入実績を重ねています。
 産業用では、化学、食品、機械、金属、電気機器など業種を問わず、工場を中心に導入されており、導入件数は2009年3月末現在、2,169件、7,516MWとなっています。
 民生用ではホテルや病院、店舗、事務所をはじめ、主に空調負荷・給湯負荷などの熱需要の多い施設に導入されています。導入件数は2009年3月末現在、6,030件、1,863MWとなっています。
 さらに家庭用コージェネレーションシステムも実用化され、燃料電池を使った小規模な出力の発電システムである「燃料電池コージェネレーション」が、ガス会社や石油会社から市販されています。

参考資料:資源エネルギー庁 トピックス エネルギー白書 エネルギー白書2007年版 新エネルギー等 


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