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IUCN(国際自然保護連合)が絶滅危惧種について2006年にまとめた「レッドリスト」には、16,000種以上の動植物が絶滅危惧種としてリストアップされています。 これらの保護が必要とされる大きな理由は、一度絶滅してしまった生物は二度と取り戻すことが出来ないからです。 絶滅危惧種を保護して救うことは、食物連鎖の面からも同じ環境で暮らす他の生物も絶滅の危機から救い、生態系が守られます。 それは結果的に、様々な生物の恩恵を受けて生きている私達人間の生活を守ることになります。
絶滅危惧種と聞くと、身近にはいない海外の動植物のようなイメージもありますが、実際には日本にすんでいる野生生物の中にも、絶滅危惧種に指定されている生物がたくさんいます。 愛知県内にすむ野生生物を対象としてみても、120種類以上の植物、22種類のほ乳類、13種類の両生類・は虫類、79種類の鳥類、18種類の淡水魚、180種類以上の昆虫類等が絶滅危惧種とされています。 身近な例では、刈谷市にあるビオトープ「逢妻の郷」の池で見かけることが出来るメダカやカワバタモロコ等淡水魚も、絶滅危惧種に指定されているのです。
ビオトープ「逢妻の郷」の池にすむメダカ
参考資料:愛知県内の希少野生動植物種(愛知県)
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